NOWPLAYING Zine & Soundtrack for QUEST / dhrma

兵庫県加古川市から全国的に活動の幅を広げ続けているビートメイカーのdhrmaによるサウンドトラック作品"NOW PLAYING"が
Quest(Quest of Visual Imfomation)による白黒写真6枚がしたためられたブックレット / Zine と共にリリースされる。
昨年撮影された6枚の写真それぞれからイメージを広げ音像喚起を行ったdhrmaのサウンドトラックはこれまでのビート作品よりもさらにサウンドコラージュ、レフトフィールド的な側面を覗かせている。
写真一枚につき一曲ずつ、ゆっくりとページをめくりながら楽しんで欲しい。



NOWPLAYING & Soundtrack for QUEST

Format : 8P Booklet & CD(41min32sec)

6 Works(Each Black&White Photographs with Sound)

1. FAR 6min25sec
2. OLD MOOD 6min30sec
3. SUNNY DAY 8min03sec
4. STATION FLOOR 6min38sec
5. MISS SHOT 7min05sec
6. WALK NEAR [Duval Timothy -9- Rework] 6min49sec



-Comment

Dhrma put music to my six photographs as its soundtrack.
At first, only "FAR" applied photograph to music.
And for the remaining five photographs, he made the music based on the images of photographs.
I like the intersection of different fields of art.

-Quest

断片的な音が良かった。
自我のうねりを胸に抱えながら
芸術の持つ歴史的背景や脈略を捨てた音像喚起を行いたかった。
Questによる写真群は彩りであり
今回のサウンドトラックはそれらを写すための
インクのような、ただ一色のついた液体だが確かに必要な、そんな立ち位置で佇んでいるように思う。

カナダから送られてきた6枚のモノクロ写真は
インスピレーションと口走ってしまうにはあまりにも鮮やかだった。
それに寄り添うためにアイデンティティーだと思っていたものを手離すことは意外と苦しいものではなく、むしろ心地良ささえ感じた。
これは確かに実験ではあるが
近所を1人散歩するのと同じように行う。
日常に新鮮さを求め彷徨い帰路に就く。それを繰り返す。
相変わらずラップトップにエゴを放し飼いする傍ら
愛すべき人達の為に居たい自分も少し垣間見れた。

表現はいつも独りよがりなコミュニケーション
矛盾はこの上ないスリルだ
俺はいつも楽しんでいる。

-dhrma